ロッキー山脈で氷河を歩いた話(2日目)

趣のある早朝の湖

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早朝の93号線。ヘッドライトだけが頼り。

AM5:30
きょうは早起きして、夜明け前に出発です。第一目標の「アイスフィールドパークウェイ」までは120キロ。午前9時に氷河探検アトラクションを予約しているので、それまでに到着しなければなりません。レイクルイーズ~アイスフィールドまでの間には、有名な「ボウ湖」と「ペイトー湖」がありますので、それぞれ立ち寄りながら氷河を目指すことにしました。

レイクルイーズを出発してハイウェイを西に向かうとすぐに分岐があらわれます。分岐を右に入り、93号線「アイスフィールド・パークウェイ」に乗ります。ジャスパーの町まではこの93号線1本です。この道もハイウェイのようなものですが、ほとんどの部分で、車線が1車線なのとこれまであった動物用の柵などはなくなります。

AM6:20
弓のような形をしていることから名付けられた「ボウ湖」。バンフ国立公園では3番目に大きい。しかし、いかんせん寒いうえに、まだ暗いこともあって、ここはちょっと立ち止まっただけで出発することに。

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早朝のボウ湖。霧がたちこめている。

AM6:55
ボウ湖のすぐ先にあるのが「ペイトー湖」。ここは、ハイウェイからは見ることができず、駐車場に車を止めて展望台まで歩くことになります。カナディアンロッキーの湖のほとんどが、グランドレベルから見ることになるのに対して、ここは湖を上から俯瞰できるので、全体の様子が分かりやすいです。

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特徴的なターコイズブルーが美しいペイトー湖

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アイスフィールドまでの道のりは、どこも美しい。走っている間、ずっと絶景ポイントが続くようなものだ。

氷河を歩くときが来た

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アサバスカ氷河が正面に見えている

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アイスフィールドセンターでは早朝からカフェが営業している


AM8:10

朝で道もまったく混んでいなかったこともあって、8時過ぎには北米最大の氷原「コロンビア大氷原」に到着。ロッキー観光のハイライトとなる場所です。

もちろん、遠くから眺めても大自然を満喫できるのですが、何といっても、雪上車に乗って氷河の上を散策するツアーに参加しない手はありません。ツアーは80ドルとやや値は張るのですが、氷河を「安全に」歩く機会なんてここでしかありませんから目をつむることにします笑。

しかし、寒い!そりゃ氷原だから当たり前なのですが、夏の旅行ということで薄手のパーカーしか用意していないと震えることになります。

雪上車の車内の様子は、動画を見てください。天井もガラス張りで、どこに座っても景色を楽しむことができます。アイスフィールドセンターから、氷河までは20分。大きなタイヤでノシノシ行くわけですが、途中に急斜面があったり少しハラハラすることも。その間も、運転手さんが、「この車すげぇ高いんだ!」「だけど遅いんだぜ!」みたいに愉快な話で盛り上げてくれます。

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氷河を行く雪上車。1億円もするのだとか。

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メルセデスベンツ製でした

散策ポイントに到着すると、およそ20分間の自由行動です。カナダ国旗とプラスチック製のイスも用意してあって、参加者はみんな写真撮影に夢中でした。ツアーで実際に降り立つのは、アサバスカ氷河です。ここから山頂の方に目をやるとさらに氷が続いていて、地上からは見えませんがその先に広大な「コロンビア大氷原」が広がっています。寒い寒いと震えていたものの、しばらくはしゃいでいる間に少し暖かくなりました笑。

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青みがかった透き通った色

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ベンチでちょっと一息?

氷河アトラクションを20秒の動画で!社内の様子、窓から見える光景、そして上陸地点の青い氷河の風景です

筆 者

MEMO
雪上車ツアーを主催しているのは、ブリュースター社です。この会社は雪上車だけでなく、カナディアンロッキーの湖のクルージングや、後から紹介するスカイウォークやバンフのゴンドラなどを運営しています。アトラクションをそれぞれ現地で申し込むよりも、事前にコンボパッケージをホームページで買っておくとお得です。私は、Jasper Ultimate Explorer($165.00)を選びました。brewstercombo
参考 ブリュースター社(カナダ)

渓谷にせり出したガラス橋?

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先端がガラス床になっている

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怖いのはちょっとという人は何もガラス床を歩かなくても景色は堪能できる

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ガラスの下には渓谷が見える

AM10:40
雪上ツアーの後はそのまま近い場所にある「グレイシャー・スカイウォーク」にバスで移動します。2014年に完成した新しいスポットで、渓谷の上にかかった床がガラスでできた橋を歩くというもの。

東京スカイツリーのガラス床から下が見えるよ!よろしくのようなものですが、下に氷河があるわけでもなく恐怖度は低めでした。よくあるオーディオレシーバーで、渓谷の歴史や説明を聞くことができます(日本語版もありました)。

次のクルージングの予約を3時にとっていたため、アイスフィールド・パークウェイから車を走らせジャスパーに向かいます。

これまた120キロとやや距離がありますが、この区間のハイウェイはさらに絶景です。180度開けた視界に、どこまでも続く一本道。バイク乗りの聖地といわれている北海道を凌駕する眺めです。

アイスフィールドパークウェイを20秒の動画で!どこまでも真っすぐ続く道路。美しい山々の風景です

筆 者

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この区間唯一あったお店。食事やトイレはここで?

ジャスパーの町でランチ

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町からもロッキーの山が見える

PM1:20
ジャスパーは、新興住宅地のような小さなかわいい町です。とはいえ観光地とあって、レストランやガソリンスタンドなど必要な施設はそろっています。ここで休憩して、ランチをとることに。北米の「肉」おし料理に少し飽きてきたので、気分転換に中華料理をいただきました。

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マリーン湖でクルージング

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マリーン湖に向かう途中には、メディシン湖が右手に見える

お腹も落ち着いたところで、今度はマリーン湖に向けて出発します。ジャスパーからマリーン湖はおよそ50キロ、1時間かかります。朝5時半に出発したレイクルイーズから数えるとあわせて300キロです。距離だけみると強行軍ですが、日本の高速道路と比べると、走っているだけで大自然を満喫でき、飽きることがないため疲労度は全く異なります。しかも日の入りが遅いので、何とかなっちゃう距離ですね。

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マリーン湖の湖畔。カヌーもレンタルできる

PM2:30
さて、到着しました「マリーン湖」!これぞロッキー(何度目だ!)という景色です。この湖は全長22キロもある巨大湖で、世界で2番目に大きな氷河湖です。とにかくスケールが桁違いです。広い湖なのでモーターボートの利用が許可されていて、クルーズツアーが行われています。ツアーはおよそ90分で、英語ガイド付き。15キロほど進んだ「スピリットアイランド」に上陸して、小休憩をとった後に引き返します。

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縦に長い形。広いところで幅も2キロある。

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船着き場。ここからクルーズ船に乗る

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船内では、添乗員さんの面白トークが続く。

 

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スピリットアイランドからの景色。絵にかいたような美しさとはこのことか

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スピリットアイランドの滞在は約10分

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湖畔のウッドデッキが気持ちい

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カフェで湖を眺めながらのコーヒータイム

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ハイキング道も整備されている

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天候にも恵まれ、マリーン湖は、今回の旅で最も良い思い出となりました。ガイドブックなどを見ると「ルイーズ湖」が前面に打ち出され、マリーン湖の扱いが小さいものも少なくないのですが、ここ本当におすすめです!

マリーン湖の魅力を30秒の動画で!湖畔、船の上、スピリットアイランドからの風景です

筆 者

レイクルイーズへひた戻り

PM4:30
マリーン湖のあまりの美しさに大満足したのもつかの間。私たちはレイクルイーズに前半の拠点を置いていたので、夜までにもと来た道をさらに300キロ戻らなければなりません。ただ、同じ道とはいえ進行方向が違うと景色も変わって2度楽しめます笑。これほど長距離運転が楽だと感じた経験はありません。ロッキー山脈おそるべしです。
PM8:30
日没前にはレイクルイーズに戻ることができました。きょうは宿泊しているホテル「レイクルイーズイン」にあるレストランでディナーをとりました。本当は温水プールとジャグジーで遊びたかったのですが、さすがに疲れたのかいつの間にか寝ていました。

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3日目に続く・・・

ロッキー山脈で湖の美しさに打ちのめされる(3日目)

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