さて、アシアナ航空のOZ201便は、ロサンゼルス(LAX)とソウル・仁川国際(ICN)を13時間30分で結びます。
長距離だけに、総2階建ての大型機であるエアバスA380が投入されています。この路線でエコノミークラスに搭乗。”苦行”を体験してきました。
ロサンゼルス空港のターミナル”B”ってなんだ?
ロサンゼルス空港(LAX)には9つのターミナルがあります。ターミナル1から8までは、カナダ線などを除いてほぼアメリカの国内線。国際線はターミナルBで発着します。Bがあるからには、ターミナルAとかCもありそうですが、アルファベットの名前が付いたターミナルはBだけ。
これはアルファベット順の呼称ではなくて、トム・ブラッドレー国際線ターミナル(TBIT)の略称としてBを使っているからということです。それで、トム・ブラッドレーって誰やねん!という話ですが、ロサンゼルスの元市長です。市政に功績を残した人の名前をつけているわけですね。
このところでは、ハワイのホノルル空港も「ダニエル・K・イノウエ国際空港」に改名されるなど、アメリカの空港あるあるです。しかし、ほかのターミナルは数字で、国際線のターミナルだけ人の名前というのはどういう基準なんでしょう。よく分かりません。
いずれにせよ、ロサンゼルスで国際線と言ったら、「ブラッドレーさんのターミナル」、すなわち「ターミナルB」と覚えるといいですね。いや、余計わからなくなっちゃうかな・・・笑。
“ブラッドレーさんのターミナル”内の様子を駆け足で紹介します。
保安検査を抜けて右側に進むとフードコートがあるのですが、左側には飲食店が少なく、スターバックスには長蛇の列ができていました。
シートピッチは標準
エコノミークラスは、ぎっしり席が詰まってます。ここで13時間超を過ごします。シートピッチはごくごく標準的なものですが、やっぱりここで13時間!と考えると憂鬱ですね。幸いにも隣が空席だったので、肘掛けを上げて物置きに使えました。
比較的新しい機体とあってエンターテイメントシステムは充実してました。A380の機体ではたいてい用意されている尾翼カメラの映像も見られます。
また、アジア圏のアシアナ航空なので映画の吹き替えは一部ですが日本語もありました。この時は、日本の映画「君の肝臓を食べたい」もラインナップされていました。
ガジェット好きには生命線の電源周り
私のようなガジェット好きには、長時間の機内生活では電源の確保が何よりも重要です。
この機体では、画面の右側にUSB。そして足元にはサービスコンセントが用意されていました。
機内でパソコンを使うにはこれがないと始まりませんね。日本やアメリカの電化製品が使うタイプAのほか、ヨーロッパのタイプCもそのまま挿入できます。
機内食はどうかな?
クルーズ船の等級ほどではありませんが、飛行機でもチケットのクラスで露骨な差別があるのが食事です。エコノミークラスはまずくなければ御の字。何も期待していませんでしたが、思ったよりは美味しかったです。
パンは冷たいまま提供されます。まぁ仕方ないかな。
やっぱりあるのねビビンパ。自分でまぜまぜして作ります。そんなに辛くありません。
やっぱり冷たいパンが気になりますが、チキンの味付けは良かったです。
まとめ
太平洋を横断するルートは、メルカトル図法の地図が頭にあるとどうしても海を横切るイメージを持ちがちですが、実際にはアラスカを経てロシアを通り、ほとんど陸沿いを飛行します。
OZ201は、出発地のロサンゼルスのローカル時刻基準でお昼に出発し、深夜に着陸する便です。時差の関係でソウルの現地時刻では夕方着となるので、その後の行動には便利ですね。時差ボケで眠いですが・・・。
13時間の機内は文字通り苦行にほかなりませんでしたが、もう諦めるしかない笑! ビジネスクラスのフルフラットシートで寝たかったな・・・。