さて、アシアナ航空のOZ201便は、ロサンゼルス(LAX)とソウル・仁川国際(ICN)を13時間30分で結びます。
長距離だけに、総2階建ての大型機であるエアバスA380が投入されています。この路線でエコノミークラスに搭乗。”苦行”を体験してきました。
ロサンゼルス空港のターミナル”B”ってなんだ?
ロサンゼルス空港(LAX)には9つのターミナルがあります。ターミナル1から8までは、カナダ線などを除いてほぼアメリカの国内線。国際線はターミナルBで発着します。Bがあるからには、ターミナルAとかCもありそうですが、アルファベットの名前が付いたターミナルはBだけ。これはアルファベット順の呼称ではなくて、トム・ブラッドレー国際線ターミナル(TBIT)の略称としてBを使っているからということです。それで、トム・ブラッドレーって誰やねん!という話ですが、ロサンゼルスの元市長です。市政に功績を残した人の名前をつけているわけですね。
いずれにせよ、ロサンゼルスで国際線と言ったら、「ブラッドレーさんのターミナル」、すなわち「ターミナルB」と覚えるといいですね。いや、余計わからなくなっちゃうかな・・・笑。
“ブラッドレーさんのターミナル”内の様子を駆け足で紹介します。
シートピッチは標準

1階席は、3−4−3の配列。パーソナルディスプレイは比較的大きめ。

ごくごく一般的な3−4−3配列のシート

機内エンターテイメントのシステムは新しい。
比較的新しい機体とあってエンターテイメントシステムは充実してました。A380の機体ではたいてい用意されている尾翼カメラの映像も見られます。
また、アジア圏のアシアナ航空なので映画の吹き替えは一部ですが日本語もありました。この時は、日本の映画「君の肝臓を食べたい」もラインナップされていました。
ガジェット好きには生命線の電源周り

画面の右側にUSBポートを配置
この機体では、画面の右側にUSB。そして足元にはサービスコンセントが用意されていました。

足元には110V/60Hzの電源コンセント
機内食はどうかな?
クルーズ船の等級ほどではありませんが、飛行機でもチケットのクラスで露骨な差別があるのが食事です。エコノミークラスはまずくなければ御の字。何も期待していませんでしたが、思ったよりは美味しかったです。
まとめ
太平洋を横断するルートは、メルカトル図法の地図が頭にあるとどうしても海を横切るイメージを持ちがちですが、実際にはアラスカを経てロシアを通り、ほとんど陸沿いを飛行します。
OZ201は、出発地のロサンゼルスのローカル時刻基準でお昼に出発し、深夜に着陸する便です。時差の関係でソウルの現地時刻では夕方着となるので、その後の行動には便利ですね。時差ボケで眠いですが・・・。
13時間の機内は文字通り苦行にほかなりませんでしたが、もう諦めるしかない笑! ビジネスクラスのフルフラットシートで寝たかったな・・・。